ペッサリーの使い方
ぺッサリーの各形状ごとに、詳しい使い方をご説明しています。
わかりやすい使い方動画もぜひご覧ください。
ペッサリーを挿入する前にはよく手を洗い、トイレのビデ機能などで陰部を洗浄しきれいにしてください。
扱う前の準備、洗浄・滅菌方法、保管方法など詳しくは、使用上の注意をご覧ください。
A型の使い方
装着イメージ
- 前腟円蓋と後腟円蓋の間に装着することで、膀胱下垂を矯正し、子宮頸部の位置を正常に近づけます。
- 取り出しやすいよう、ハンドルが腟口側にくるよう装着します。
挿入方法
ハンドルが上になるように持ち、挿入しやすい形に折り曲げながら腟口にあて、腟内へ挿入します。
腟口に当てて腟内へ挿入します。前腟円蓋と後腟円蓋の間に置くように装着し、リング直腸側をしっかり後腟円蓋に押し込みます。
取出し方法
指でハンドルをつまんで、ゆっくりと引き出します。
もう片方の手を添えてゆっくり取り出します。
K型の使い方
装着イメージ
横断面
前面は尿道を支持するためのへこみがある曲面で、後面は直腸を支持するために平面となっています。
矢状断面
上部は下りてきた子宮を支持するために平面となっており、分泌物を排泄するために小さな穴が開いています。
また、下部には取り出す際に指をひっかけるためのリングがついています。
挿入方法
赤まる点線部分を人差し指と親指で握り、側面のアーチ部分が重なるように折り曲げます。
くぼみと反対側の平らな面からペッサリーを腟口に当てて、指で折り曲げながら腟内へ押し込みます。
向きを縦に変えながら、子宮口に押し込みます。
腟の奥まで押し込んでから折り曲げていた指を離すと、ペッサリーがパッと広がり装着します。
取出し方法
指をリングに引っ掛けて、ゆっくりと引き出します。
もう片方の手を添えてゆっくり取り出します。
M型の使い方
装着イメージ
膀胱瘤をM型突起の部分で支えます。開放部は腸を圧迫しないうえ、リングが回転しないように固定ができます。またその特徴的な形状により、装着後ははずれにくいことが期待できます。
挿入方法
M状突起部が付いている方向から腟に挿入します。
後腟円蓋にM状突起部がくるように設置します。
M状突起部に指をかけ、腟内で平行方向に180°回転させます。
M状突起部で膀胱を支えるように装着します。